世界農業遺産「静岡の茶草場農法」でつくられた東山茶の販売
東山に広がる、茶畑と茶草場のある風景。その中に、野生条件では絶滅が心配される「ハギ、ススキ、葛、なでしこ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ」などの「秋の七草」や、その他希少な草花を見ることができます。 また、東山いっぷく処がある掛川市粟ヶ岳では、この地域にしか見ることのできない「カケガワフキバッタ」という虫が生息しています。
のんびりと里山の景色を楽しみながら、散策したり、サイクリングしたり、1時間ほどで登れる「粟ヶ岳」への登山もおすすめです。

豊かな生物多様性は、適度に人の手が入ることで守られていくといわれています。 人の手が入って草を刈ることは、一見すると自然を破壊しているようにも見えますが、実際には、人の手が適度に入った里山環境では、多くの生物種が生息すると知られています。 草を刈らずにおくと、生存競争に強い植物ばかりが生い茂ってしまうので、生息できる植物の種類はかえって少なくなってしまうのです。

おいしいお茶づくりへのこだわりが、里山の草地を守り、さまざまな植物が生息して、豊かな生物多様性を作り上げています。

東山は、人の営みと自然が、心地よい関係性で共存する希少な地域です。

粟ヶ岳山頂を空撮動画で紹介(youtube)



生物多様性を守る茶草場(茶畑・茶園)のある東山(静岡県掛川市)粟ヶ岳